ニオイコブシ(匂辛夷)はモクレン科の木で別名タムシバといい、精油はレモン様の柑橘系のような爽やかさに甘さを加えた香りを放ち、木の香りとは思えない、忘れらない香りとなっています。
画像のニオイコブシの木は、西日本に分布している高木型で約16m~17mほどで、ほぼ崖に近い斜面にあり見つけるのも大変ですが、採集も困難を極めます。
既に来年の花のつぼみが出来ていて、大きくなったつぼみを乾燥させたものが漢方の辛夷となります。
ニオイコブシの精油は花からは採れず枝葉を蒸留します。高木型の精油はモミなどに比べて抽出量も非常に少なく極めて希少価値の高い精油です。
香りが強く残るエッセンシャルウォーターは使用範囲も広く、手軽に希少な香りを楽しめます。